朝晩ようやく涼しさの気配を感じつつも日中はまだ夏真っ盛りな暑い旧吉野川でチャプター徳島第4戦ノリーズCUPが開催された。
大会前に吉野川上流部に降った雨の影響か、笹濁りのようなマッディ水質は一見かなりの低活性を思わせるようなフィールド状況であった。
厳しいときこそ反応してくる個体のサイズは大きくなる、という期待感から最終戦ということもあり果敢に勝負にでた選手たちが多かった。
リミット3本揃えたのは3名、2本のバスを検量に持ち込めたのも7名であったもののビッグフィッシュ1本で表彰台寸前のところまで入賞できる、まさに勝負の一戦であったといえよう。
優勝の植田誠寛選手は持ちうる自身の引き出しをフルに発揮!おもに本筋上流域の様々なスポットから良型フィッシュを叩き出し、2位とは1キロ以上のウェイト差をつける3972gで圧倒し頂点に輝いた。
準優勝は谷口雅信選手。安定感のある強さで吉野川中流域を攻略、ストラクチャーやベジテーションに潜む個体へのリアクションバイトを誘い、見事に3本揃えてきたのはさすがである。
3位には阿部大吾選手。春の今切川テトラ帯での繊細な釣りをする強さが印象的な男は、その丁寧さを活かして細かくストラクチャーを撃ちまくり、2本ながら3位入賞を果たした。
女神の気まぐれとも呼ばれるほどひとすじなわではいかない旧吉野川だが、今回はベテランの経験値が功を奏したようだ。
例年にないゲリラ豪雨にともなう水質・水温の急激な変化や、梅雨をすぎてからの酷暑に、平均年齢が高くなってきたアングラー達の負担や体力・精神力の消耗激しい今シーズンだったのではないかという印象を受けた。
しかしながらコロナ禍以前の状態に戻りつつ挑めるようになったチャプター徳島にも、少なからず若手が台頭しはじめてきた2023年。
地元との密接な交流や協力を継続し、来シーズンはさらにニューカマーとベテランがしのぎを削る開幕を迎えられるよう期待したい。
天気 | 晴れ |
---|---|
気温 | 27~35 |
水位 | +20→+50→-10 |
水質 | マッディ |
風 | 北西の風2m |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | JBII四国9 | 植田 誠寛 | 3,972g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 67009 | 谷口 雅信 | 2,893g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 67106 | 阿部 大吾 | 2,487g | 2匹 | 28Pts. |
4位 | 67498 | 大西 弘也 | 2,086g | 2匹 | 27Pts. |
5位 | JBII四国3 | 白井 優 | 1,918g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | JB岡山29 | 井原 浩二 | 1,636g | 1匹 | 25Pts. |
7位 | 67348 | 大山 真尭 | 1,413g | 1匹 | 24Pts. |
8位 | 67341 | 大久保 光洋 | 1,373g | 2匹 | 23Pts. |
9位 | 67079 | 森本 雅雄 | 1,371g | 2匹 | 22Pts. |
10位 | 67516 | 濱松 祐司 | 1,343g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | 67467 | 上村 利弘 | 1,159g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | 67484 | 長谷川 和博 | 1,001g | 2匹 | 19Pts. |
13位 | JBII四国19 | 亀井 剛志 | 919g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 67195 | 上木 浩吉 | 884g | 3匹 | 17Pts. |
15位 | 67395 | 丹波 文孝 | 830g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | 67301 | 平井 清博 | 496g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | JBII四国10 | 石川 秀夫 | 490g | 1匹 | 14Pts. |
18位 | 67893 | 大谷 貴志 | 430g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | 67197 | 坂本 洋司 | 263g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | 66926 | 吉兼 温人 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | JBII四国2 | 亀井 晴紀 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | JBII四国7 | 三好 教仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | JBII四国8 | 竹本 利正 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | JBII四国14 | 篠原 慶 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | JBII四国16 | 星野 耕示 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
優勝:植田誠寛 3972g
<タックル>
①ダイワ スピニングミディアムパワー、ダイワ2500番、ラインPE1.2号リーダーフロロ10lb
②ダイワ ベイトロッドヘビーパワー、ダイワジリオン9:1、ライン フロロ14lb
③ダイワ スピニングミディアムライトパワー、ダイワ2500番、PE0.8号リーダーフロロ10lb
<エリア・スポット>
①愛住大橋下流のインレット
②有里島
③三ツ合堰上流左岸バラブッシュ
<リグ・ヒットパターン>
①O.S.Pドリッピー
②10グラムTXO.S.Pドライブビーバー3.5
③O,S.P 3Dワッキー5カバーネコリグ
<コメント>
私をサポートして頂いてるO.S.P様ありがとうございます。暑い中スタッフの皆様運営お疲れ様でした
2位:谷口雅信 2893g
<タックル>
①レジットデザインWSC-G70MH、ジャックハンマー3/8、エグシャンク3インチ
②レジットデザインWSC-610MHスタッガーワイド4インチ、バックスライドセッティング
<エリア・スポット>
①②旧吉野川中流
<リグ・ヒットパターン>
①沖目のストラクチャーを巻き
②バンクの切れウィード
<コメント>
スタッフの皆さん1年間お疲れ様でした。また来年も宜しくお願いします。
3位:阿部大吾 2487g
<タックル>
ベイト71mh、アルデバランbfs、サンラインシューターFcスナイパー10lb
<エリア・スポット>
①三ツ合橋上流右岸側のアシ
②共栄橋橋脚
<リグ・ヒットパターン>
デプス カバースキャット2.5(ブラック)0.3gネイルでバックスライドセッティング、細かく物打ち(30センチ刻み位)
4位:大西弘也 2086g
<タックル>
①wsc-g68m バンタムmgl fcスナイパー12lb
②wsc-610mh メタニウム シューター16lb
<エリア・スポット>
①新広島橋上流リップラップ
②jt対岸冠水ブッシュ+フローティングカバー
<リグ・ヒットパターン>
①プロップベイト(トップウォーター)を平行に引く
②テキサスリグ 7g バイズクロー4.5インチ(ブラックブルーブルー)をカバーに打つ
<コメント>
チャプター徳島の皆様 暑い中運営ありがとうございました 最後の一本が取れなかったので また練習したいと思います。
5位:白井優 1918g
<タックル>
①②(タックル)インフィニットブレイド63XULST、17コンプレックスci4.F4HG FCスナイパー5ポンド
<エリア・スポット>
①②(エリア)坂東谷川
<リグ・ヒットパターン>
①②(リグ)(ヒットパターン)ヴェイン6.8スリム ノーシンカーサイト
<コメント>
スタッフの皆様、選手の皆様、暑い中お疲れ様でした。次回も良い結果が残せるよう頑張ります。
第1戦 サンライン/アルティメイトワールド CUP | 03/12(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
第2戦 エバーグリーン CUP | 05/21(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
第3戦 イマカツ CUP | 07/16(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
第4戦 ノリーズ CUP | 08/20(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
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