肌寒い朝から徐々に温かくなるとともにまるで春一番を彷彿とさせるような強風が吹き荒れるなかチャプター徳島の開幕戦サンライン&アルティメイトワールドCUPが旧吉野川で開催された。
同じ旧吉野川を舞台に繰り広げられているJB2プロアマ四国シリーズの開幕戦が直前週に開催され、2名乗船での競技ながらも半数以上がノーフィッシュという厳しい釣果であった。
しかし連日のポカポカ陽気に触発されるよう水中での動きは活発となり、大会前日プラでコンディションの変化をいち早く掴んでいた選手は大きなアドバンテージとなったようだ。
もちろん、プラ出船にかかわらず長年の経験値を活かして風が出始めたタイミングを逃さずにアジャストしてみせた選手も上位に名を連ねることになった。
優勝の谷口選手は前週JB戦の優勝チームの同乗者。JB開幕戦V4の立役者でもある男は上流から下流まで全域で本領発揮!硬いマンメイドストラクチャーである矢板のシェードを繊細な攻めで攻略し、3958gの春らしいウェイトを持ち込み圧巻の優勝をきめた。
準優勝はデビューの2020年より毎年どこかで必ず表彰台に立っている実力者の濱松選手。上流と比較すれば2度近く水温の高い旧吉野川と今切川の最下流で活性の高い良型を仕留めてきた。
3位には星野選手が3617gの好ウェイトで初の表彰台に立ち笑顔を見せた。今切川を丹念に攻めて、風のなかでも心折れることなくライトリグで見事な個体をキャッチした。
4位の亀井選手は元TOP50選手。後進の育成を兼ねてスタッフに専念していたが昨年後半よりトーナメント復帰。さすがの自力を魅せつけて再び表彰台に戻ってきた。
5位は四国中のフィールドで大活躍の大久保選手がランクイン。テトラ・ウィード・マンメイドストラクチャーとあらゆるスポットからバスを反応させてきた。
完全にコロナ禍前へと戻った訳ではないものの、随分とストレスを軽減して競技に臨める日々が戻りつつある。旧吉野川という屈指のフィールドで開催されているチャプター徳島も大会を重ねていくにつれて再び多くのアングラーで盛りあがっていくことを期待したい。
次戦はスポーニング時期の温存期間を経て回復期~アーリーサマーへとむかう5月21日に開催される。
※22位の長瀨選手の文字が一部常用漢字外のため変換されず表示されている場合があります。
天気 | 晴れ |
---|---|
気温 | 10~20 |
水温 | 15~16 |
水位 | -10→+20→-40 |
水質 | ややマッディ |
風 | 南東の風1mのち南東の風6m |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 67009 | 谷口 雅信 | 3,958g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 67516 | 濱松 祐司 | 3,656g | 2匹 | 29Pts. |
3位 | JBII四国16 | 星野 耕示 | 3,617g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | JBII四国19 | 亀井 剛志 | 3,559g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 67341 | 大久保 光洋 | 2,862g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | 67195 | 上木 浩吉 | 2,686g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 67348 | 大山 真尭 | 2,297g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | 67498 | 大西 弘也 | 2,290g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | 67301 | 平井 清博 | 2,012g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 67106 | 阿部 大吾 | 1,963g | 3匹 | 21Pts. |
11位 | JBII四国8 | 竹本 利正 | 1,812g | 2匹 | 20Pts. |
12位 | 66926 | 吉兼 温人 | 1,610g | 2匹 | 19Pts. |
13位 | 67395 | 丹波 文孝 | 1,480g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | JBII四国7 | 三好 教仁 | 1,268g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 67467 | 上村 利弘 | 1,146g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | JBII四国14 | 篠原 慶 | 1,000g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 67308 | 渡辺 康司 | 955g | 1匹 | 14Pts. |
18位 | 67197 | 坂本 洋司 | 800g | 2匹 | 13Pts. |
19位 | 67167 | 井上 学 | 659g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | JBII四国9 | 植田 誠寛 | 600g | 2匹 | 11Pts. |
21位 | 67306 | 宝子丸 憲康 | 472g | 1匹 | 10Pts. |
22位 | 66664 | 長瀨 憲章 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | 66969 | 朝比奈 寛文 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | 67079 | 森本 雅雄 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | 67305 | 川村 達郎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | JBII四国2 | 亀井 晴紀 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | JBII四国10 | 石川 秀夫 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
優勝:谷口雅信、3958g
<タックル>
スピニング61UL、ライン:フロロ3ポンド、ルアー:4インチワーム
<エリア>
旧吉野川下流と上流エリアの矢板のシェード
<リグ・ヒットパターン>
1.3gネコリグ、なるべくリグを動かさないのが肝
<コメント>
運営スタッフの皆さん何時もありがとうございます。次戦も盛り上げて楽しい大会にしましょう。ありがとうございました。
準優勝:濱松祐司、3656g
<タックル>
①EGドリフトマスター フロロ3ポンド
②ベイト64ML フロロ12ポンド
<エリア>
①今切川 最下流 2100g
②旧吉野川 最下流 1500g
<リグ・ヒットパターン>
①0.9gジグヘッド+バスエネミースティック4
②Dブレイドチャター10g+サカマタシャッド6
ブレイクやリップラップにさしているメスを狙った。風が無い時間帯はミドスト、風が出てからはチャターを使用して、どちらもできる限りスローなカーブフォールでレンジを下げて行き喰わせた。
<コメント>
スタッフの皆様、大会運営ありがとうございました。次戦も宜しくお願い致します。
3位:星野耕示、3617g
<タックル>
レジットデザイン:WSS60ULプラスTZ、シマノ:コンプレックス、ライン:フロロ5lb
<エリア>
今切川の北島応神大橋を下流に向かって右側の水門からのリップラップで3本。
北島応神大橋を下流に向かって超えてすぐの、左側で1本入れ替え。
<リグ・ヒットパターン>
ドライブクローラ5.5、ネコリグ、ネイル1.3g。リップラップのキワに投げてそこからハングに沿ってアクションを入れながら落としていく。1m~2mでバイト。ラインをたるませて、3秒待って巻いて重みを感じたら、あわせました。
<コメント>
初めてのお立ち台緊張しました。素晴らしい体験でした。運営のみなさんありがとうございます。これからも頑張っていきます。
4位:亀井剛志、3559g
<タックル>
ベイト710LL. シマノSLX DC71XG. ラインフロロ12ポンド
<エリア>
・今切川応神大橋から下流。
・旧吉野川下流
<リグ・ヒットパターン>
ノリーズタダマキ112 レイヤードホロオイカワをなるべく水深のあるエリアのテトラ、リッラップ帯の水深約2メートル前後にある張り出しを掠めながらのスローストップ&ゴー
<コメント>
次戦は初戦参加できなかった方々も是非参加して大人数で大会をもりあげていきましょう。そしてみんなでトーナメントを楽しみましょう。運営スタッフの皆様、最後までお世話になりありがとうございました。
5位:大久保光洋、2862g
①1300gフィッシュ②700gフィッシュ③700gフィッシュ
<タックル>
①②ロッド:DAIWAスティーズ スカイレイ、リール:スティーズエアー、ライン:フロロ8ポンド
③ロッド:DAIWAスティーズ フランカー、リール:DAIWAスティーズリミテッド、ライン:フロロ13ポンド
<エリア>
①青木のテトラ
②北島応神大橋上流側の右、船係留前のウィード
③スロープ対岸の立ち鉄パイプ
<リグ・ヒットパターン>
①OSP HP3Dワッキー5,5(みみずぅ)1.8gネコリグを護岸とテトラの間へフォール
②OSP HP3Dワッキー5,5(みみずぅ)1.8gネコリグをウィードに絡めてシェイク
③OSPブレードジグ+ドライブスティック4.5インチ(ネオンワカサギ)を早めに巻いて鉄パイプに当てる
<コメント>
石川会長はじめスタッフの皆様いつもありがとうございます。そして参加された皆様、お疲れ様でした。
第1戦 サンライン/アルティメイトワールド CUP | 03/12(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
第2戦 エバーグリーン CUP | 05/21(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
第3戦 イマカツ CUP | 07/16(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
第4戦 ノリーズ CUP | 08/20(日) | 徳島県 旧吉野川・今切川 |
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