残暑厳しいものの朝夕は涼しい風が吹くようになった旧吉野川でチャプター徳島第4戦ノリーズCUPが開催された。
前戦よりも育成して本来の濃い密度まで戻りつつあるウィードは、バスのみならずベイトフィッシュも多くストックするようになった。しかしウィード狙いの戦略は、ここまでくると広範囲すぎて絞り込みが容易ではない。
今回の上位に名を連ねた選手たちは、カバーやストラクチャーといった夏をまだ残している魚を狙っていったようだ。
優勝は大ベテランの坂本選手。紙一重の年間タイトル奪取の可能性は残っているものの、他上位選手に釣りきられては仕方ない。それでもぶっちぎり優勝を狙って連日のようにプラクティスを続けてきた。本来釣りの上手な選手が誰よりも練習を積んだとあって、試合運びは完璧だったことだろう。厳しいフィールドコンディションのなかから良型バスをしっかり揃えて見事な優勝!勝負ドコロの一戦に賭けた男にキューヨシの女神は微笑み、大逆転の年間優勝をも手中に収めた。
準優勝には2022年度の四国内JBNBCトーナメントを最も盛り上げてその実力を見せつけた高知の雄、大久保選手が輝いた。
3位の渡辺選手は坂本選手と同い年の最年長級ベテラン。定評ある引き出しの多さを活かして表彰台を掴んだ。
4位の亀井選手は地元キューヨシ育ち。誰よりもフィールドを熟知している男は今回も表彰台をゲット!
5位には冠スポンサー代表の井原選手がランクイン。きっちりお立ち台に登る結果をいとも簡単に出せることにもう脱帽である。
コロナ禍が続くなか2022年度も最終戦まで無事に開催できたのは、選手の努力のみならず地元や行政の協力があってこそだと皆が実感したことだろう。
様々な理由で参加者が激減しているチャプター徳島ではあるが、ベテランはまだまだ健在、その座を奪おうと着実に力を伸ばす若手も台頭してきている。2023年春、いちど離れていたけど戻ってくる選手や新たにチャプターの舞台へ挑戦してくる選手などへ既存の選手たちが多く声をかけて、盛大に開幕戦を迎えたいものである。
天気 | 曇り |
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気温 | 25~29 |
水位 | +60→+70 |
水質 | ややクリア |
風 | 北の風5m |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
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1位 | 65729 | 坂本 洋司 | 2,726g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 65308 | 大久保 光洋 | 1,944g | 2匹 | 29Pts. |
3位 | 65842 | 渡辺 康司 | 1,594g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | JBII四国1 | 亀井 晴紀 | 1,545g | 2匹 | 27Pts. |
5位 | JBII四国9 | 井原 浩二 | 1,316g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 65711 | 大山 真尭 | 1,152g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 65886 | 森本 雅雄 | 985g | 2匹 | 24Pts. |
8位 | JBII四国8 | 白井 優 | 882g | 1匹 | 23Pts. |
9位 | JBII四国5 | 竹本 利正 | 848g | 2匹 | 22Pts. |
10位 | 65125 | 星野 耕示 | 838g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | JBII四国3 | 三好 教仁 | 650g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | JBII四国7 | 久次米 良信 | 568g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 65522 | 長谷川 和博 | 506g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | JBII四国12 | 植田 誠寛 | 459g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 65524 | 宝子丸 憲康 | 403g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | JBII四国14 | 藤井 春平 | 398g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 65188 | 北 和広 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
18位 | 65249 | 阿部 大吾 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
19位 | 65954 | 亀井 剛志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
20位 | 65912 | 大谷 貴志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | 65850 | 上村 利弘 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | 65823 | 川村 達郎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | 65573 | 濱松 祐司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | 65553 | 谷口 雅信 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | 65548 | 平井 清博 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | JBII四国2 | 石川 秀夫 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | TOP5017 | 本堂 靖尚 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
優勝:坂本洋司 2726g
<タックル>
①パワーフィネスタックル ロッド:スピニング67MH、ライン:サンライン Dブレイド#1.5号+リーダーフロロ12lb、ルアー:O.S.P HP 3Dワッキー4.3in(みみずぅ)
②ロッド:72MHベイトロッド、ライン:サンライン シューターFCスナイパーBMS AZAYAKA 14lb
<エリア・スポット>
①トーナメントエリア上流域
②檜木橋周辺
<リグ・ヒットパターン>
①パワーフィネスタックルでのスナッグレスネコ2.2g、カレントの効いた切れウィードのシェードに潜むバス狙い。
②檜木橋周辺のフィーデイングスポットにて自作アラバマブレード+O.S.PドゥルガFでのヒット。
<コメント>
最終戦を優勝で終われ、しかも年間争いも大逆転劇でチャプター徳島年間優勝まで獲る事ができ一度はやってみたかった「完全優勝」と言う最高のかたちで最終戦終われました。
またチャプター徳島年間優勝は自身5度目となる年間優勝で最多記録を更に更新できました。また普段生活してたらなかなか味わえない刺激や興奮を味わえるのもバスフィッシング。現在私は53歳、もう自分の子供と同じ年の若い選手も出て来て親子ほど離れた年の差でも同じ土俵で戦えるスポーツもバスフィッシングのよさ。しかしながらこれは場所があってのバスフィッシング。
旧吉野川と言う場所も周りの理解があっての事です。石川会長、裏で色々動いてくれている亀井さんをはじめスタッフの方々にも感謝致します。また私をサポートしてくれるO.S.P様、サンライン様、アルティメイトワールド様に感謝致します。
準優勝:大久保光洋 1944g
<タックル>
ロッド DAIWAスティーズ スカイレイ、リール スティーズエアー、ライン フロロ8ポンド
<エリア・スポット>
共栄橋
<リグ・ヒットパターン>
OSP HP3Dワッキー5(みみずぅ)1.8gネコリグで橋脚際をズル引き
<コメント>
石川会長はじめスタッフの皆様いつもありがとうございます。そして参加された皆様、今シーズンお疲れ様でした。
3位:渡辺康司 1594g
<タックル>
①タックル、77H、フロロ20ポンド
②610Hフロロ16ポンド
<エリア・スポット>
①三ツ合周辺
②スロープ対岸
<リグ・ヒットパターン>
①ダイナゴン3.5インチ(アメザリ)パンチショットリグのカバー撃ち
②7グラムテキサス、ダイナゴン3.5インチ(ウォーターメロン)カバー撃ち
<コメント>
コロナ禍で大変な中、スタッフの皆さんありがとうございました。選手の皆さんお疲れ様でした。また来年も宜しくお願いします。
4位:亀井晴紀 1545g
<タックル>
①②エバーグリーン ブッシュサーペント
<エリア・スポット>
①藍住鳴門大橋
②下流エリア
<リグ・ヒットパターン>
①イマカツフラシュリンプをマンメイドストラクチャーに対してタイトにスイミング
②イマカツフラシュリンプのノーシンカーのスイミング
<コメント>
サポートして頂いているイマカツ様、大会を開催してくれている徳島チャプタースタッフの皆様、いつもありがとうございます!次週開催されるJB2四国で更にウェイトアップします。
5位:井原浩二 1306g
<タックル>
ロードランナーストラクチャーNXS6100H-St、ライン:HARDCORE T7 16lbs.、ルアー:ガンタライト11g+エスケープツイン(オキチョビクロー)
<エリア・スポット>
中流域オーバーハング+切れ藻のシェイド
<リグ・ヒットパターン>
狙いドコロにラバージグを撃ちまくる
<コメント>
石川会長をはじめ運営スタッフの皆様、暑い中ありがとうございました。
第1戦 サンライン/アルティメイトワールド CUP | 03/13(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
第2戦 エバーグリーン CUP | 05/22(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
第3戦 イマカツ CUP | 07/17(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
第4戦 ノリーズ CUP | 08/28(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
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