チャプター徳島
第１戦 サンライン／アルティメイトワールド CUP
2021年03月21日（日）
旧吉野川・今切川（徳島県）
春の陽気ながら不安定な天候のなかで旧吉野川でチャプター徳島の開幕戦サンライン＆アルティメイトワールドCUPが開催された。
国内屈指のリバーフィールド旧吉野川のポテンシャルはすさまじい。春爆ともなれば驚きのウェイトが飛び出す可能性を秘めている。
しかし当日は急激な気圧の低下と天候不良にともなう水温上昇の鈍化など、魚の活性を沈黙させるマイナス要因ばかりの一日であった。
そうなればフィールドコンディションは一気に悪転するのも移り気なキューヨシの特徴である。
厳しいなかでも少ないながらアグレッシブに反応してくる個体を狙って強い攻めでアジャストしてきた選手たちが、貴重なバスをキャッチしてきた。
34名の選手が参加してウェイインは8名、一見ショボいと思われがちな結果であるが、実のところは全く違う。
よく「冬場のバス一本は、普段の10本ぶんの価値がある」という言葉を耳にするが、この日のコンディションでは単なる冬場など比較にならない難しい状況だったのである。
表彰台の5名のみならずウェイイン会場までバスを持ち込んだ8名すべてが、当日の競技に挑んだ選手みんなから賞賛をあびる一戦となった。
コロナ禍で日常生活でさえ様々な制約やストレスに押しつぶされそうななか、参加選手や地元の方々など多くの協力によって開催されたチャプター徳島開幕戦・・・厳しいなかでも瞳を輝かせて存分にロッドを振り続ける選手たちの姿が印象的な大会となった。
このまま感染防止対策や地元の方々への配慮を緩めることなく、5月の第2戦も無事に開催できることを期待したい。
| 天気 | 曇り時々雨 |
|---|---|
| 気温 | 12～19℃ |
| 風 | 南南東の風3.5m |
