朝晩の涼しさとは一転、日が高くなればまだ夏真っ盛りを感じさせる猛暑の旧吉野川でチャプター徳島第4戦ノリーズCUPが開催された。
晴天続きと適度なカレントが幸いして水質は良いほう、残暑ドピーカンながらアジャストさえ出来れば魚に出会える確立の高いフィールド状況であった。
しかしそのなかで、いかに型の良い個体を揃えてくるか・・・よほど完璧じゃないと大型3本は厳しい状態で、中型を揃えてキッカーを狙うのか、とことん勝負で2本でもいいから大型のみ狙うのか、様々な思惑で選手たちは戦っていた。
上位に名を連ねてきた選手たちは各々さまざまな戦術・戦略を駆使してきたが、水質の良さを活かしてサイトで魚の居場所を見つける効率の良さが今回のひとつのキモだったようだ。
優勝の佐藤健人選手はショートバイトに苦しみながらもカエルを好んで捕食している状況をいち早く察知。パターンを組み立ててからは怒涛の釣りを展開し全部で7本キャッチ。自身が持つフィールドレコード記録に迫る勢いの好ウェイトでぶっちぎり優勝を飾った。
準優勝は横山修史選手。ジュニアの頃から慣れ親しんだ旧吉野川での戦略・戦術には定評がある。最終フライトのハンデを逆に活かし良型は居るが空いていたエリアを何往復もかけてサイトを駆使して見事に魚を揃えてきた。
3位には今年度安定した成績を続けている武市浩二選手。フィーディングエリアでのボイルに素早く反応して良型を仕留め、レジャーボートによる濁りが入ってからは深度レンジをかえて対応、見事3キロを超えてきた。
競技中は他選手と基本20mの間隔をあけるためマスクの必要は無いとはいえ、係留や陸上ではフェイスガードも着用して徹底したウィルス感染予防対策のもと大会開催された一日となった。
次回の第3戦振替戦が開催されれば実質的な最終戦となる。上位大会となるべき中国四国ブロックチャンピオンシップが中止となったものの、年間順位をひとつでも上げて満足感・達成感を得るためや、失敗を恐れずに一発勝負を仕掛ける選手など、様々な思いが入り乱れながら展開していくであろう最終戦が無事に開催できることを願ってやまない。
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 63097 | 佐藤 健人 | 4,326g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | JBII四国10 | 横山 修史 | 3,476g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 62740 | 武市 浩二 | 3,030g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 62887 | 河野 友哉 | 3,010g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 62672 | 大谷 貴志 | 2,838g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | JBII四国15 | 竹本 利正 | 2,634g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 62581 | 大久保 光洋 | 2,595g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | JBII四国7 | 相原 照平 | 2,332g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | 62834 | 宝子丸 憲康 | 2,095g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 62680 | 谷口 雅信 | 2,073g | 3匹 | 21Pts. |
11位 | JBII四国14 | 植田 誠寛 | 1,634g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 62471 | 川村 達郎 | 1,142g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | JBII四国9 | 西岡 一樹 | 843g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 62768 | 山田 一哉 | 818g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 62767 | 濱松 祐司 | 650g | 1匹 | 16Pts. |
優勝 佐藤 健人 選手
・エリアと釣り方
上流エリア、反転流、オーバーハングを放置やドリフトなどスローに攻めた。
使用ルアーはキッケルキッカーとフカベイト。
タイトにアプローチするのではなく、基本は動かさないことを心掛け、バスに気付かせて食わせた。
・使用タックル
①rod:AIR EDGE 641UL/LS・E、reel:LUVIAS LT2500-XH、lure:キッケルキッカー
hook:STEEZ WORM HOOK SS フィネスG・FN #3、line:フィネスブレイブZ 4lb
②rod:BLX LG 6111H+FB-SB、reel:STEEZ A TW 1016SH、line:モンスターブレイブZ18lb、lure:フカベイト
旧吉野川で季節やスポットによってまれに起きる小ガエルパターンと、沈めると見切るバスややる気のないバスを水面で一投に時間をかけて騙すという釣り方と、旧吉野川の今の状況が重なりこのような釣果を出す事が出来た。運営スタッフの皆様、選手の皆様お疲れ様でした。最終戦も宜しくお願いします。ありがとうございました。
2位 横山 修史 選手
・エリアと釣り方
川崎橋から藍住大橋の間でサイトフィッシング。
シャローに上がってくるバスをノーシンカーとダウンショットで攻略した。
・使用タックル
①ロッド:メガバスデストロイヤーF2-64XS、リール:スピニング、ライン:PE0.4号、リーダー:フロロ4lb
②ロッド:メガバスデストロイヤーF1-61XS、リール:スピニング、ライン:PE0.4号、リーダー:フロロ4lb
3位 武市 広哉 選手
・エリアと釣り方
新高橋の上下と共栄橋上流。
ラストエースのホバストやヤミーのジグヘッドワッキー(0.45g)、3インチヤマセンコーファットのノーシンカーなど。
・使用タックル
①グラディエーターアンチ63LS、ヴァンキッシュ2500番、ラストエース・3インチヤマセンコーファット
②グラディエーターアンチ61UL-ST、ヴァンキッシュ2000番、ヤミー(0.45gジグヘッドワッキー)
スタッフの皆様暑い中運営等ありがとうございました。参加された選手の皆様暑い中お疲れ様でした!次戦も頑張ります。
4位 河野 友哉
・エリアと釣り方
新高橋周辺と中流のアシでサイトフィッシング。
・使用タックル
GX-59ULS-AS、モンスターブレイブZ3.5lb、 レイドジャパン2way 0.4gネイルリグ
自身初の入賞する事ができ嬉しく思います。今後も良い成績が残せるよう全力で挑みたいです。炎天下の中運営して頂いたスタッフの方々ありがとうございました。
5位 大谷 貴志 選手
・エリアと釣り方
鍋川で上を意識しているバスをポッパーで食わせた。
・使用タックル
ロッド:ベイトL、リール:SS-AIR、ライン:サンライン シューターFCスナイパー 10lb、ルアー:トレジュ65(ノリーズ)
思いつきでリグったのでフロロラインでしたが、問題無かったです。シューターFCスナイパーは最高のラインです。また、いつもお世話になっている皆様に感謝します。ありがとうございました。
第1戦 サンライン/アルティメイトワールド CUP | 03/15(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
第2戦 エバーグリーン CUP | 07/26(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
第4戦 ノリーズ CUP | 08/30(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
第3戦 イマカツ CUP | 09/13(日) | 旧吉野川・今切川(徳島県) |
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