2020年9月6日、福島県桧原湖でJB桧原湖シリーズ第3戦‘イマカツ’カップが開催され
た。前回の試合が開催された8月23日から2週間後ということで、それほど日が経ってい
ないが、湖はこの2週間で色々と変化があった。まず大きく変わったのが水位で、1日に
約10㎝のペースで減水しており、現在は平水マイナス2.3mとなった。ここのところ夜間
の気温が10度台にまで下がるようになり、湖の水は浅い層でターンオーバーが起こり、
水質は若干濁りが入った。水温は表水温で26度であった。
湖の中では、前回よりも更にワカサギの群れが多くなってきており、ワカサギに付くバ
スの数も多くなってきた。ただ例年と比較すると、まだワカサギの群れは薄く、群れに
付くバスの数は増加傾向にあるものの、まだ少ない感じであった。場所によって斑があ
るようで、全体的には月島南、早稲沢沖が多くなっており、ここには選手も集中してい
た。
減水傾向ということでシャローにいるバスの数は減少傾向にあり、シャローでプランを
立てていた選手は普段以上に少なかった。
上位陣は前回同様に浮き気味のバスをうまく攻略しており、船団となっていた場所から
も抜け出して上位に入った選手も多かった。2位の白鳥稔一が用いた‘巻きキャロ’や
、3位の水野哲史が用いた‘3mキャロ’といった新定番となるかもしれない変わった釣
り方も登場した。彼らは共に月島南の船団の中から釣ってきているので、船団で他の選
手達に釣り勝っているということである。詳しい釣り方が気になる人はGoGoNBCでのお
立ち台インタビューをご覧ください。
その他では、今年度のゼッケン1番である佐藤透はシャローでのフロッグゲームで、1キ
ロを超える桧原湖では珍しいラージマウスをキャッチしてきた。ただリミットメイクが
出来ず2本ウエインとなり12位ではあったものの、2年連続1番の貫録を見せつけた。
JB桧原湖シリーズは3試合を終え、残すは最終戦のみとなった。年間順位は山木一人が
首位をキープしているが、今回は34位と順位を落としたことで、2位以下との差がかな
り縮まった。2位には澳原潤、3位には蒲倉崇、そして4位には3年連続年間1位を狙う佐
藤透、5位には鬼形毅となっている。
次回は10月25日という、今までに開催されたことのない時期に第4戦‘IMAKATSU’カッ
プが開催される。
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | JB桧原湖46 | 才須 雄哉 | 2,791g | 3匹 | 100Pts. |
2位 | JB桧原湖17 | 白鳥 稔一 | 2,515g | 3匹 | 99Pts. |
3位 | JB桧原湖33 | 水野 哲史 | 2,378g | 3匹 | 98Pts. |
4位 | JB桧原湖10 | 菊地 玄人 | 2,352g | 3匹 | 97Pts. |
5位 | JB桧原湖26 | 寺尾 稔 | 2,301g | 3匹 | 96Pts. |
6位 | JB桧原湖96 | 大賀 孝 | 2,279g | 3匹 | 95Pts. |
7位 | JB桧原湖51 | 斉藤 泰弘 | 2,273g | 3匹 | 94Pts. |
8位 | TOP5029 | 泉 和摩 | 2,239g | 3匹 | 93Pts. |
9位 | JB桧原湖79 | 早川 正直 | 2,213g | 3匹 | 92Pts. |
10位 | JB桧原湖68 | 佐藤 浩一郎 | 2,206g | 3匹 | 91Pts. |
11位 | JB桧原湖99 | 阿部 孝行 | 2,179g | 3匹 | 90Pts. |
12位 | JB桧原湖1 | 佐藤 透 | 2,161g | 2匹 | 89Pts. |
13位 | JB桧原湖69 | 三田 直史 | 2,152g | 3匹 | 88Pts. |
14位 | JB桧原湖7 | 加藤 敏久 | 2,124g | 3匹 | 87Pts. |
15位 | JB桧原湖28 | 諸根 孝 | 2,085g | 3匹 | 86Pts. |
優勝 才須 雄哉 選手
・エリアと釣り方
ブドウ島北側赤土バンクのサイトと馬の首西岸の立木をライトキャロ
・使用タックル
(サイト)
ロッド:engine スペルバウンドコア SCS-63XSUL-ST
リール:シマノ コンプレックスCI4 2500S HG
ルアー:reins レーシングスワンプミニ ネコリグ みみずカラー
フック:engine スーペリオフック
シンカー:engine STUDIO 100 タングステンネイルシンカー 1/64oz
(立木用)
ロッド:シマノ EXPRIDE 268UL-S
リール:シマノ コンプレックスCI4 2500S HG
ルアー:イマカツ三原虫2inch湖産エビ ライトキャロ
フック:engine スーペリオフック
シンカー:STUDIO 100 タングステンキャロライナーシンカー 6/70oz
12時15分の時点でサイトで釣った900g代とバンクの立木で釣った500g代の2本しかおらず、最後の時間を立木のバンクやり切ろうと決めて入り直した1投目で立木に巻かれラインブレイクし、メンタルがやられかけた次のキャストで700g代が入り何とかリミットメイク。
500g代の魚を入れ換えるため、諦めずキャストを続けると終了間際に1200gが入り、入れ換えに成功!このウェイトとなり優勝する事が出来ました!
初優勝なのでかなり嬉しかったです!
いつも行動を共にしている新潟のメンバーの方々ありがとうございます!
最後にコロナ禍の中で大変な状況ですが運営スタッフの皆様、選手の皆様お疲れ様でした。
これからも宜しくお願い致します。
2位 白鳥 稔一 選手
・エリアと釣り方
月島南6〜7mフラットの中層に浮いた魚をキャロライナリグを巻いて食わせる。スピードに変化をつけてバイトを深くし良いサイズを選んで釣っていった。
・使用タックル
ロッド: スピニング64Lプロト(Abu Garcia)
リール:Revo MGX THETA2000S(Abu Garcia)
ライン:鯵ing PE0.4号(Line System)+バスハードフロロ4lb(ZALT's)
ルアー:レッグワーム2.5" / アンクルゴビー2.5"
フック:スーペリオLOフック#4・#3(ENGINE)
スイベル:片デカダブルサルカン#14(Line System)
シンカー:タングステン5g
サングラス: er1偏光アイスブルー(SWANS)
優勝には届きませんでしたが、プラクティスから追いかけてきたパターンを諦めずにやり切っての結果に悔いはありません。シングル戦ではここ数年は表彰台から遠ざかり悩む時期もありましたが、諦めず進み続けることの大切さを再確認できた1戦でした。日頃から手厚いサポートを頂いているスポンサー各社様はじめ、応援して下さる皆様、ガイドゲストの皆様、そして家族に改めてこの場を借りて感謝いたします。
年間優勝は厳しい状況ですが、可能性がある限り最終戦に向けてしっかりと準備していきます。ありがとうございました。
3位 水野 哲史 選手
・エリアと釣り方
エリアは月島南西。
クリーピーチューブとフォロースティックの超ロングリーダーキャロ2.7gとイガジグスピン。
・使用タックル
ロッド:デルタ68LX
ワイルドサイド65ST
試合に出させてくれる家族に感謝です。
4位 菊地 玄人 選手
・エリアと釣り方
月島6〜8mでのダウンショットによるシューティング
・使用タックル
ロッド:スティーズ FIREHAWK
リール:スティーズ type-I HI-SPEED
ライン:フロロ 2.5ld
ルアー:ノリーズサンスン
いつもお世話になっております早稲沢浜キャンプ場の皆様、そして地元のW兄貴的存在の山崎さん&岩村さんに感謝申し上げます。
また、この状況で桧原湖シリーズを開催して頂いている事に感謝致します。
最終戦も見せ場を作れる様に引き続き頑張ります。
5位 寺尾 稔 選手
・エリアと釣り方
堂場山裏のウィードでライトキャロ、水深7mでダウンショット。
・使用タックル
(ライトキャロ)
ロッド:ボンバーファクトリーBFS-67XUL-ST
リール:ダイワイグニス2003H
ライン:サンラインFCスナイパー3lb
リーダー:シーガーエース0.8号
シンカー:2.7g
ルアー:Gテールツイン
(ダウンショット)
ロッド:スチュディオスFSNS-60ULSⅡMGS
リール:レボスチュディオス
ライン:FC スナイパー3lb
シンカー:2.7g
ルアー:AR-Wピンテール
いつもお世話になっているさざなみ遠藤ご夫妻、さざなみメンバーの皆様、早稲沢で仲良くしてくれる皆様に感謝です。
そして怒りを堪えて3週連続トーナメントに送り出してくれた嫁様ありがとう。
最終戦も頑張ります!
第1戦 ジャッカル CUP | 07/19(日) | 桧原湖(福島県) |
第2戦 ベイトブレス CUP | 08/23(日) | 桧原湖(福島県) |
第3戦 イマカツ CUP | 09/06(日) | 桧原湖(福島県) |
第4戦 イマカツ CUP | 10/25(日) | 桧原湖(福島県) |
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