春の終わりを感じさせる曇天の日に、チャプター徳島の第2戦エバーグリーンCUPが旧吉野川で開催された。
水位変動のタイミング、日差しの出たり隠れたりするタイミング、そして風が吹き始めるタイミング、それらすべて「狙ったバスが反応してくるタイミング」に繋げられるか、予測を結果としてバスをキャッチできるのかが勝負のキモとなる一日であると誰もが考えていたに違いない。
プライベートの釣行であれば楽しく一日を過ごせる曇天にもかかわらず、ここはチャプター戦。勝負になる個体を3本揃えてくるというミッションをどうクリアしてくるのかが問われた一戦となったのかもしれない。
優勝は白井優選手。競技中、大会本部周辺でスタッフから「どうですか?」の問いに対して自信ある素振りを見せた通り、上流域で4664gというブッチギリのウェイトで表彰台の頂点に立った。検量時も「やっと(自分の釣りで)釣れる時期になってきた」と笑う姿が印象的な勝利だった。
準優勝の大山真尭選手は季節の変わり目を意識した釣りを展開。「巻く」のか「泳がせる」のか「漂わせる」のか、中層を意識した多彩な攻めで時間ごとに移り変わる状況にも対応してきたのは流石!3910gという優勝しててもおかしくない高ウェイトをマークした。
3位には阿部大吾選手。春先から初夏に強い男もプラから本戦当日のコンディション変化に苦戦の展開であった。しかし持ちうる引き出しの多さで柔軟に対応し、準優勝大山選手と近似の北島応神橋周辺エリアを同じように多彩な攻めで攻略してきた。
多種多様なエリアとスポットを狙って勝負ができる旧吉野川でのチャプター戦は本当に面白く、初心者からステップアップしたい選手やプロを目指す選手など幅広い層が腕前を磨ける大会となっている。4位の平井選手は上3名とは全く違ったテトラ・リップラップの固いマンメイドストラクチャーという戦略で、各人の表彰台インタビューを聞き比べるだけでも勉強になる。
次の第3戦は梅雨明けの6月後半に開催される。はたして初夏なのか、真夏なのか?1カ月以上の期間どれだけ通って状況を把握できるか、短いプラクティスだけでどれだけコンディションを推測できるのか、頭脳と手腕が問われる2025後半戦も楽しみである。
天気 | 曇り |
---|---|
気温 | 20~25 |
水位 | +40→+60→-20 |
水質 | ややステイン |
風 | 微風のち東4m |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | JBII四国10 | 白井 優 | 4,664g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | JBII四国8 | 大山 真尭 | 3,910g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 72608 | 阿部 大吾 | 3,605g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 72759 | 平井 清博 | 3,422g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 72671 | 上木 浩吉 | 3,148g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | JBII四国3 | 三好 教仁 | 3,005g | 3匹 | 25Pts. |
7位 | 72408 | 谷口 雅信 | 2,720g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | JBII四国2 | 亀井 晴紀 | 2,440g | 2匹 | 23Pts. |
9位 | 73117 | 冨田 穣 | 2,029g | 2匹 | 22Pts. |
10位 | JBII四国11 | 六車 駿一 | 1,772g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | 72494 | 植田 誠寛 | 1,742g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 72905 | 宝子丸 憲康 | 1,678g | 2匹 | 19Pts. |
13位 | 72859 | 上村 利弘 | 1,590g | 2匹 | 18Pts. |
14位 | JB岡山21 | 横溝 浩 | 1,585g | 2匹 | 17Pts. |
15位 | JBII四国7 | 篠原 慶 | 1,527g | 2匹 | 16Pts. |
16位 | 72740 | 坂本 洋司 | 1,164g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 72560 | 山口 直人 | 253g | 1匹 | 14Pts. |
18位 | 72630 | 森本 雅雄 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
19位 | 72770 | 朝比奈 寛文 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
優勝:白井優、4664g
<タックル>
PMX68M、20メタニウムXG(K.T.Fカスタム)、FCスナイパー14ポンド
<エリア>
旧吉野川最上流域
<リグ・ヒットパターン>
ドライブシャッド4.5でのスロー引き
<コメント>
かなり多くの魚を釣ることが出来、楽しかったです。3本とも同じタックルで釣りました。スタッフの皆様、選手の皆様、暑い中お疲れ様でした。次回も良い結果が残せるよう頑張ります。
準優勝:大山真尭、3910g
<タックル>
①②17エクスプライド264ul 、16ストラディックci4 2500s、R18FLUORO LTD 5lb
③17エクスプライド165mh-lm、SLXmgl hg、R18FLUORO LTD 14lb
<エリア>
北島応神橋周辺インサイド
<リグ・ヒットパターン>
①②dstyle D1 3.8inch、ライトキャロ ズル引き
③evergreen ジャックハンマー3/8oz + deps バルビュータ3.5inch、スローリトリーブ
<コメント>
スタッフの方々、運営ありがとうございました。参加された選手の皆さんお疲れ様でした。
3位:阿部大吾、3605g
<タックル>
スピニング66L、シマノ コンプレックスXR、サンラインシューターFcスナイパー4lb
<エリア>
①みずべプラザから北島応神橋
②今切川最下流(モータースワンド)
<リグ・ヒットパターン>
デプス テールスライダー(ウォーターメロンプロブルー)1.3gのジグヘッドで中層スイミング
<コメント>
練習からも決め手に欠ける状況。当日も釣れないながらも、柔軟に対応出来た事が結果に繋がったと思います。選手の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。
4位:平井清博、3422g
<タックル>
①ロッド:7.0ft ライトパワープラス ミディアムファーストアクション、リール:ダイワ 20アルファス SV TW 800XHL+ KTF フィネスチューン、ライン:サンライン シューターFCスナーパー 16LB、ルアー:ジャッカル ヤミー500(グリパンゴビー)、フック:カツイチ DECOY NKフック ワーム128 #1、シンカー:サワムラ ワンナップシンカー 1/16oz
②ロッド:6.2ft ウルトラライトパワープラス ミファーストアクション、リール:ダイワ 23エアリティ LT2500S-XH SLPチューン、ライン:サンライン シューターFCスナーパー 5LB リーダー:トルネードVハード 1.75号、ルアー:ゲーリーヤマモト エコ 2.5"、レッグワーム(グリーンパンプキン/ブラックフレーク)、フック:カツイチ DECOY SSフック ワーム19 #1、スイベル:18号、シンカー:ダウンショットシンカー 1/16oz
<エリア>
①広島のテトラ
②今切川古川水門上流のリップラップ
<リグ・ヒットパターン>
①リグ:ネコリグ、ヒットパターン:テトラの穴釣り、岸から2~3列目の穴を打ち、フォール着底後、シェイクする。
②リグ:ダウンショットリグ、ヒットパターン:ズル引き&ステイ
<コメント>
(株)サンライン・(株)カツイチ・(有)キャリル・(株)SAWAMURAの各社様からの日頃の支援頂き、感謝とお礼を申し上げます。参加者の皆様の理解・協力並びに、NBC徳島チャプターの 石川会長並びにスタッフの皆様の本シーズンと来シーズンのトーナメント開催への尽力に感謝いたします。
5位:上木浩吉、3148g
<タックル>
<エリア>
<リグ・ヒットパターン>
<コメント>
第1戦 サンラインCUP | 03/09(日) | 徳島県 旧吉野川 今切川水辺プラザ |
第2戦 エバーグリーンCUP | 05/18(日) | 徳島県 旧吉野川 今切川水辺プラザ |
第3戦 イマカツCUP | 06/29(日) | 徳島県 旧吉野川 今切川水辺プラザ |
第4戦 ノリーズCUP | 09/07(日) | 徳島県 旧吉野川 今切川水辺プラザ |
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