チャプター津風呂湖
第４戦 ベイトブレス CUP
2021年07月04日（日）
津風呂湖（奈良県）
その昔、侍たちは刀を携え戦地に出陣した。
南蛮渡来の鉄砲で戦の仕方が変わった時代がある。
技術革新の波に乗り、戦略と兵法で新時代を築いた。
一方、刀の戦に命をかけ、豪傑と称えられた武将の終幕。
歴史は繰り返す。
津風呂湖ダムのトーナメントは大きなターニングポイントに差し掛かっている。
チャプター津風呂湖第4戦ベイトブレスカップ。
戦局は、ライブスコープ搭載の黒船か、己の眼を信じバンクを駆ける者か。地形を制しブラインドに生きる者か。梅雨真っ只中の津風呂湖を制するのは誰か、プライドのぶつかり合いに注目したい。
優勝はライブスコープ使いの、平野プロ、安定の4キロ台で今期2勝目をあげる。
準優勝はこちらもライブスコープ組の清水プロ、ナイスフィッシュでリミットメイクし安定感を見せる。
3位は山出選手、実は得意だったサイトフィッシングで確実にウェイトを上げていった。
4位は倉林プロ、当大会唯一のブラインドで２本ながら3キロ越え。もう一本が悔やまれる。
5位に、サイトフィッシングで志達プロとなった。
優勢はやはりライブスコープなのか、現代技術とアングラーの釣りの技術の勝利なのか。勢いは止まらない。
勢力図が明確になる中で、サイト・ブラインド組の、意地を見たいと心に思い大会は終了した。
文：樫
