2026年3月22日、NBCチャプター愛媛 第1戦「サンラインCUP」が、チャプター愛媛のホームレイク・野村ダムで開催された。
2026年は記録的な少雨の影響を受け、例年とは大きく異なる低水位での開幕戦となった。
桜が咲き始めた野村ダムだが、湖全体にはやや濁りが入り、春らしさの中にも不安定さを感じさせるコンディションだ。
例年とは明らかに様子の異なるフィールドに、プラクティス段階から多くの選手たちが難しさを口にしていた。
さらに大会当日は午後から雨予報。スポーニングを迎える魚の動きをどう捉え、変化する状況の中でいかに合わせ込めるか。まさに“春の難しさ”が凝縮された一戦となった。
しかし結果は、その事前の予想を大きく覆すものとなる。上位陣は軒並みハイウェイトを叩き出し、野村ダムが持つ本来のポテンシャル、そしてそれを引き出す選手の対応力の高さを強く印象づける結果となった。
開幕戦を制したのは村上太一選手。
これまで幾度となく上位に食い込みながらも、あと一歩のところで頂点に届かない──そんな悔しさを積み重ねてきた選手だ。
プラクティスでシャローに差している魚の動きを掴み、自身の得意とするPEベイトフィネスによるカバーネコで勝負に出た。撃たれた後のカバーでも口を使わせる明確な“キモ”を見つけ出し、プレッシャーのかかった状況下でもキッカーフィッシュを連発した。
積み重ねてきた経験と、自身の武器を信じ切った釣りでリミットを揃え、3匹4,035g。唯一の4キロ代をマークし、悲願の初優勝を掴み取った。
準優勝は、先日行われたチャプター徳島でも準優勝を果たしている実力者、大久保光洋選手。
上流デッドスローエリア終わりから中流スロープまでを好エリアと見極め、プラクティスで掴んだフットボールのスイミングパターンでキッカーフィッシュをキャッチ。さらにカバーに差してくる魚にはフリーリグで対応するなど、状況に応じた高い修正力を発揮した。
3匹3,918gとこちらもハイウェイトをマークし堂々の準優勝。歴代西日本チャンプとしての実力を改めて示す結果となった。
第3位は篠原慶選手。
自身の武器であるライブソナーを、あえて積極的に当てないという選択を取った一戦。
その選択こそが、この日の野村ダムの難しさを物語っていた。
村上選手と同じワンド最奥に入り、シャローへ差すプリスポーンの魚をラバージグで仕留める展開。その日の状況と魚の動きを読み切る力で組み立てた釣りで、3匹3,195gをマーク。確かな実力を印象づけた。
第4位は井原浩二選手。
肱川中流域、ワンド岬を回遊するメスをダウンショットで攻略。プラクティスで感じた“食わせの難しさ”に対し、ラインを2.5ポンドまで落とすという繊細なアプローチで攻略した。
ベテランならではの判断力と対応力で、タフな状況の中から確実にウェイトを積み上げた。
第5位は井上壮大選手。
肱川中流の岩盤を丁寧に攻め、ネコリグのフォールでキッカーフィッシュをキャッチ。リミットメイクには届かなかったものの、2匹2,902gというビッグウェイトを持ち込み存在感を示した。
一匹の価値が大きく勝敗を左右する、この日のコンディションを象徴する内容となった。
2026年も、野村ダムで無事に熱い戦いが開幕となりました。
開催の数週間前までは全国的な少雨の影響により、開催そのものが危ぶまれる状況ではありましたが、こうして無事に開幕戦を実施できたことを大変嬉しく思います。
また、今大会の冠スポンサーであるサンライン様には、選手からも大きな注目を集めた新製品ラインのご提供をはじめ、多大なるご支援を賜りました。心より御礼申し上げます。
そして、大会開催に深いご理解とご協力をいただいております梅原石油様、明間地区の皆様、いつも誠にありがとうございます。
この野村ダムという素晴らしいフィールドで大会が開催できることは、決して当たり前ではありません。
その感謝を胸に、チャプター愛媛では今後もフィールドと地域を大切にしながら、より良い大会運営に努めてまいります。
| 天気 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 気温 | 14℃ |
| 水温 | 12℃ |
| 水位 | 75% |
| 水質 | ステイン |
| 風 | 弱風 |
| 順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | JBII四国24 | 村上 太一 | 4,035g | 3匹 | 30Pts. |
| 2位 | 75698 | 大久保 光洋 | 3,918g | 3匹 | 29Pts. |
| 3位 | マスターズ78 | 篠原 慶 | 3,195g | 3匹 | 28Pts. |
| 4位 | 76067 | 井原 浩二 | 3,183g | 3匹 | 27Pts. |
| 5位 | マスターズ29 | 井上 壮大 | 2,902g | 2匹 | 26Pts. |
| 6位 | 75709 | 真木 健太郎 | 2,897g | 3匹 | 25Pts. |
| 7位 | 76071 | 大西 弘也 | 2,862g | 3匹 | 24Pts. |
| 8位 | 75837 | 細川 拓志 | 2,224g | 1匹 | 23Pts. |
| 9位 | JBII四国23 | 嶋田 圭佑 | 2,192g | 3匹 | 22Pts. |
| 10位 | 76089 | 千葉 潤一 | 2,126g | 3匹 | 21Pts. |
| 11位 | 75445 | 吉村 真幸 | 1,891g | 3匹 | 20Pts. |
| 12位 | 75622 | 阿部 大吾 | 1,848g | 3匹 | 19Pts. |
| 13位 | 75878 | 坂本 洋司 | 1,664g | 3匹 | 18Pts. |
| 14位 | JBII四国25 | 朝比奈 寛文 | 1,558g | 1匹 | 17Pts. |
| 15位 | 75944 | 宝子丸 憲康 | 1,465g | 3匹 | 16Pts. |
| 16位 | JBII四国2 | 石川 秀夫 | 1,456g | 1匹 | 15Pts. |
| 17位 | 75051 | 長瀨 憲章 | 1,359g | 2匹 | 14Pts. |
| 18位 | 75317 | 森田 杉彦 | 1,236g | 1匹 | 13Pts. |
| 19位 | 76191 | 角元 孝生 | 1,007g | 2匹 | 12Pts. |
| 20位 | JBII四国7 | 井上 学 | 850g | 2匹 | 11Pts. |
| 21位 | 76025 | 渡辺 康司 | 759g | 2匹 | 10Pts. |
| 22位 | JBII四国15 | 六車 駿一 | 741g | 1匹 | 9Pts. |
| 23位 | 76042 | 平井 清博 | 603g | 1匹 | 8Pts. |
| 24位 | JBII四国9 | 藤井 春平 | 0g | 0匹 | 0Pts. |
| 25位 | 76161 | 宇都 潔 | 0g | 0匹 | 0Pts. |
| 26位 | 75968 | 菊池 芳郎 | 0g | 0匹 | 0Pts. |
優勝 JBⅡ四国24 村上太一
<エリア①> 肱川最下流の取水塔ワンドのシャローカバー
肱川中流の護岸ストレッチにあるシャローカバー
<戦略・釣り方①> フローティングカバーにpeベイトフィネスを用いたラッテリーのカバーネコで差してくるメスを狙う釣り。
<タックル①> リグ:カバーネコ
ロッド:TEX CUSTOM STAUT TSC67ML+-ST PE BFS 1
リール:アルデバランbfsXG
ルアー:F-ラッテリー
ライン:PE:キャストアウェイpe25ポンドにリーダー:トルネードVハード4号
フック:NSSパーフェクション1/0
シンカー:スクリューネイルシンカー3.5・5.3グラム
<エリア②> 肱川最下流の取水塔ワンドのカバー手前
<戦略・釣り方②> カバー周りでヴァラップミノーのミドスト
<タックル②> リグ:ミドスト
ロッド:ロードランナーストラクチャー650LS
リール:ヴァンキッシュc2500hg
ルアー:ヴァラップミノー
ライン:シューター・オーバーテックス6ポンド
フック:D-STRIKER HEAD TYPE SWIM3.5グラム
<コメント> 開幕戦を素晴らしいフィールドである野村ダムで初優勝することができ、嬉しい気持ちです。
地元の梅原石油様にはバスフィッシング・チャプター愛媛の活動へのご理解ご協力を頂いており、感謝の気持ちでいっぱいです。
また今大会の冠スポンサーであるサンライン様にも感謝申し上げます。
野村ダムへ釣りをされる際は是非、上流すぐそばのガソリンスタンド"梅原石油"さんにお立ち寄りください!
第2位 NBC 26-75698 大久保光洋
<エリア①> 中流スロープからデッドスローエリア護岸まで(上流向いて左)
<戦略・釣り方①> バンク沿いにキャストして、ブレイクに沿って、ボトムスレスレをスイミングする。
<タックル①> ロッド:DAIWAスティーズ マシンガンキャストタイプ1
リール:DAIWAジリオン
ライン:サンラインAZAYAKA12ポンド
ルアー:サカマタシャッド5インチ(ワカサギ)
リグ:ZAPPU バウヘッドTG 5g
<エリア②> 中流スロープ対岸
<戦略・釣り方②> 小さなポケットのフローティングカバーにフォール&ステイ
<タックル②> ロッド:DAIWAスティーズハスラー
リール:DAIWAジリオン
ライン:フロロカーボン16ポンド
ルアー:OSPドライブビーバー4 ゴリミソブラック
リグ:フリーリグ1/2オンス
<コメント> 会長をはじめスタッフの皆さま、いつもありがとうございます。おかけで痺れる大会が出来ました。また、参加者された皆さま、お疲れ様でした。
第3位 JBマスターズ78 篠原慶
<エリア①> 最下流ワンド~インターセクション
<戦略・釣り方①> シャローを意識している魚狙い
<タックル①> リグ:アベラバ7g+ハドルギル3.9インチ
ロッド:スティーズリアルコントロール 71MH SVST
リール:21ジリオンSVTW XH
ライン:エクスレッド14lb
<タックル②> リグ:ジャバロンスーパーリアル110 3.5gジグヘッド
ロッド:スティーズ リアルコントロール65ML
リール:22イグジストLT2500S XH
ライン:SHINJI X9 0.6号+アップジーV12ハード1.75号
<コメント> 朝、会長からのお話であった通り「湖上・陸上または人・物に問わず普段と何か違う事があった際、周りとの情報共有をして欲しい」これはトーナメントに関わらずどのフィールドでも安全に進行する上で欠かせないことだと思います。今後常に意識していきます。
選手、運営スタッフの皆さまお疲れ様でした!
第4位 NBC 26-76067 井原浩二
<エリア①>肱川スローエリア境界線から下流に向かって右岸側
<戦略・釣り方①> ドロップショットズル引き
<タックル①> リグ:ロングリーダーのドロップショット
ロッド:ロードランナーストラクチャーNXS STN640MLS-Md
リール:スピニング2500番
ルアー:ラッテリーナタテール
ライン:DUEL H.D.カーボンEX BASS2.5lbs.
フック:マスバリ
シンカー:2.7gドロップショットシンカー
<エリア②> 板ヶ谷下流左側2連ワンドの岬
<戦略・釣り方②> ロングリーダードロップショットズル引き&フォール
<タックル②> リグ:ロングリーダーのドロップショット
ロッド:ロードランナーストラクチャーNXS STN640MLS-Md
リール:スピニング2500番
ルアー:ラッテリーナタテール
ライン:DUEL H.D.カーボンEX BASS2.5lbs.
フック:マスバリ
シンカー:2.7gドロップショットシンカー
<コメント> いつも私達アングラーを快く受け入れてくれる地元明間地区の皆様、ありがとうございます。参加された選手の皆様、運営スタッフの皆、お疲れ様&ありがとうございました。
次回は毎年恒例のオカッパリ大会共催です。たくさんの皆様のご参加お待ちしておまーす!!
第5位 JBマスターズ29 井上壮大
<エリア①> 板ケ谷の岩盤の張り出し
<戦略・釣り方①> 岩盤の大きな張り出しでサイドの壁を何かが這っているようにフォールさせて誘う。結果的にボトム付近の7mあたりでバイトがあった。
<タックル①> リグ:ネコリグ
ロッド:NOIKE SEITEN MC61UL
リール:ヴァンキッシュ 2500S
ルアー:NOIKE スマイルワームDaddy
ライン:サンライン ベーシックFC4lb
フック:リューギ フォグショットTC ♯6
シンカー:1.3g
<エリア②> 肱川Aスロープの下流側の橋脚
<戦略・釣り方②> 橋脚の壁を擦りながらフォールさせて誘う。着底と同時にバイトがあった。
<タックル②> リグ:ダウンショット
ロッド:NOIKE SEITEN MC61UL
リール:ヴァンキッシュ 2000S
ルアー:NOIKE スマイルワームBaby
ライン:フロロ3.5lb
フック:リューギ フォグショット♯6
シンカー:1.8g
<コメント> チャプター愛媛は運営スタッフのご努力と選手皆さんの配慮によりでいつも試合に集中できる状況が作られていると思っています。何よりこの素晴らしい野村ダムというフィールドを皆で守っていこうという意識の高さを感じております。これからも少しでも貢献したくできる限り参加したいと思います。
| 第1戦 サンラインCUP | 03/22(日) | 愛媛県 野村ダム |
| 第2戦 イマカツ CUP | 05/31(日) | 愛媛県 野村ダム Bスロープ |
| STARTUPTOURNAMENT | 06/14(日) | 愛媛県 野村ダム |
| 第3戦 ノリーズ&めがねのタカイ CUP | 06/28(日) | 愛媛県 野村ダム Aスロープ |
| 第4戦 エバーグリーン CUP | 07/19(日) | 愛媛県 野村ダム Aスロープ |
| 年間ポイントランキング |