5月25日に2025年のNBCチャプター愛媛第2戦がチャプター愛媛のホームレイク、野村ダムで開催された。
今大会は毎年恒例となっている灼熱のバスアングラーズ(おかっぱり大会)との共催となる為、12時までは肱川最上流が禁止エリアとなる制限の中で競技が行われた。
加えて、大会直前まで続いた雨による強い濁りが湖全域に広がり、選手たちは難しい状況への対応を迫られた。
キーワードは「濁り」「インレット」「カバー」、さらに「アフタースポーン」。
そして野村ダムにおける最も難易度の高い「キッカーフィッシュを狙う釣り」が勝敗を分ける鍵となる。
濁りに対して巻くか、シャローカバーを撃つか。アフタースポーンを意識した縦ストラクチャーを攻めるか。様々な攻略への糸口が模索される中、ただ一人、巻きのストロングスタイルで勝負をしかけたのが真木健太郎選手だった。
真木選手は、プラクティスで見つけていたエリアに朝イチから入り、見事にキッカーフィッシュをキャッチ。3匹3,079gという本大会唯一の3キロ超えをマークし、参戦6年目にして悲願の初優勝を勝ち取った。
表彰式では地元・明間地区の皆様への感謝の言葉、そして大会開催の意義に対する思いを熱く語り、その姿勢に選手・スタッフ一同心を打たれ、チャプター愛媛としての志の高さを改めて感じさせられた。
準優勝は開幕戦で優勝を果たした阿部大吾選手。
アフタースポーンの進行を的確に読み取り、縦ストラクチャーを丁寧に攻略。キッカーフィッシュをしっかりとキャッチし、3匹2,749gを持ち込んだ。
開幕戦に続く上位入賞により、年間優勝に王手をかけた。
第3位は吉村真幸選手。
ストラクチャーに浮いているバスに対してノーシンカーをアプローチし、見事リミットメイク。
自身の戦略を信じてやりきり、3匹2,597gを持ち込んだ。
第4位は昨年度年間優勝者の山口直人選手。
水質の安定したエリアを見極め、得意とする釣りで安定した釣果をマーク。入れ替えを重ねてウェイトを伸ばし、3匹2,474gを持ち込んだ。阿部選手との年間争いにも注目だ。
第5位は森田選手。
上流域をメインに、インレット・カバーを丁寧に攻略。
3匹2,131gをマークし、チャプター愛媛初入賞を果たした。
開幕戦に続き、第2戦も無事に終了することができました。
また、同時開催されたオカッパリ大会でも盛り上がりを見せ、陸・ボートそれぞれのスタイルで熱い戦いが繰り広げられました。
バスフィッシングを通じて生まれる交流、そして大会会場には自然と多くの笑顔が広がり、改めて野村ダムというフィールドの素晴らしさを実感する大会となりました
こうして大会を開催できるのも、決して当たり前ではない環境の中、地元・明間地区の皆様の深いご理解とご協力があってこそ実現できたものと、心より感謝申し上げます。
また、冠スポンサーとして多大なるご支援を賜りましたイマカツ様にも、重ねて深く御礼申し上げます。
今後もチャプター愛媛では、選手・スタッフ一同が一丸となり、フィールドと地域への感謝を胸に、より良い大会運営と地域貢献に努めてまいります。
天気 | 曇り |
---|---|
気温 | 25.7℃ |
水温 | 21℃ |
水位 | 92% |
水質 | マッディ |
風 | 弱風 |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 72736 | 真木 健太郎 | 3,079g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 72608 | 阿部 大吾 | 2,749g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 72947 | 吉村 真幸 | 2,597g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 72560 | 山口 直人 | 2,474g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 72183 | 森田 杉彦 | 2,131g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | 72658 | 大久保 光洋 | 2,014g | 3匹 | 25Pts. |
7位 | 72438 | 村上 太一 | 1,966g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | 72770 | 朝比奈 寛文 | 1,911g | 2匹 | 23Pts. |
9位 | JB岡山21 | 横溝 浩 | 1,902g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 72740 | 坂本 洋司 | 1,882g | 3匹 | 21Pts. |
11位 | 73100 | 井原 浩二 | 1,833g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 72154 | 菊池 芳郎 | 1,787g | 3匹 | 19Pts. |
13位 | 72275 | 千葉 潤一 | 1,715g | 3匹 | 18Pts. |
14位 | 72759 | 平井 清博 | 1,620g | 3匹 | 17Pts. |
15位 | 72859 | 上村 利弘 | 1,490g | 3匹 | 16Pts. |
16位 | JBII四国7 | 篠原 慶 | 1,488g | 3匹 | 15Pts. |
17位 | 72052 | 長瀨 憲章 | 1,342g | 3匹 | 14Pts. |
18位 | JBII四国16 | 石川 秀夫 | 469g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | JBII四国13 | 藤井 春平 | 246g | 2匹 | 12Pts. |
優勝 NBC25-72736 真木 健太郎
<エリア①> 最下流のコンクリートスロープ
<戦略・釣り方①> スピナーベイト
<タックル①> ルアー : ジンクスチャター 3/8oz
ロッド : PCSC-63ML+ レーザーショット
リール : シマノ アルデバラン
ライン : 12lb
<エリア②> 下流エリア ワンド最奥の岩盤の崎
<戦略・釣り方②> フットボールジグでの地形変化攻め
<タックル②> ルアー : フレックスフットボール10g
ロッド : HFAC-67MHST
リール : シマノ アルデバラン
ライン : 12lb
<コメント> 参戦6年目で初めて優勝できました。
嬉しかったです。次戦も頑張ります。
第2位 NBC25-72608 阿部大吾
<エリア①> 肱川、中下流域
<戦略・釣り方①> カバー 倒木
<タックル①>
ロッド:ベイト71MH
リール:シマノ メタニウムHG
ルアー:デプス ブルフラット3.8(ブラックブルー)
ライン:サンライン シューターFCスナイパー16lb
フック:デコイ キロフックハイパー4/0
シンカー:リューギ ブラックビーンズ3.5g
ロッド:ベイト69M
リール:シマノ アルデバラン
ライン:サンライン シューターFCスナイパー14lb
ルアー:デプス スレンダースキャット5インチ(グリーンパンプキン)
フック:デコイ キロフック3/0
シンカー:レインズネイルシンカー1/16
<エリア②> 板ヶ谷橋橋脚
<戦略・釣り方②> ノーシンカーフォール
<タックル②>
ロッド:スピニング66L
リール:シマノ コンプレックスXR HG
ルアー:ゲーリーヤマモト エコカットテール 4インチ
ライン:サンライン シューターFCスナイパー4lb
フック:デコイ SSフック3
<コメント> 出来過ぎの結果に驚いています。
全ての事に感謝し、自身に妥協せず次戦に備えたいと思います。選手の皆様、スタッフの皆様、西予アングラーズクラブの皆様、地元の皆様、ありがとうございました。
第3位 NBC25-72947 吉村真幸
<エリア①> インターセクション周辺
<戦略・釣り方①> ノーシンカーをスキッピングさせてオーバーハング&カバー立木に入れる。
<タックル①>
リグ:ノーシンカー
ロッド:タクティクススピットファイアL
リール:シマノコンプレックス2500番台
ルアー:レイドジャパンファットウィップ3インチ
ライン:5ポンド東レ
フック:がまかつ
<エリア②> キッカーは中流スロープ対岸の立木
<戦略・釣り方②> ノーシンカーをスキッピングさせてオーバーハング&カバー立木に入れる。
<タックル②>
リグ:ノーシンカー
ロッド:タクティクススピットファイアL
リール:シマノコンプレックス2500番台
ルアー:レイドジャパンファットウィップ3インチ
ライン:5ポンド東レ
フック:がまかつ
<コメント> チャプター愛媛運営スタッフ、選手の皆様、ありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。
第4位 NBC25-72560 山口直人
<エリア①> 下流ワンド内
<戦略・釣り方①> プラクティスではビッグフィッシュを狙って釣るパターンが見つけられず、とにかく数を釣って入れ替えていくプランでスタートしました。
エリア全域濁り気味でしたが、水質が比較的良いところが魚も多く感じました。
釣り方は、コイケ13mmのミドストでバンクを打ち、5gシンカーを使い手返し良く釣っていきました。
<タックル①>
ロッド:オライオン 67ML デジェル
リール:スティーズ LTD CTSVTW
ルアー:コイケ13mm
ライン:フロロ 12lb
フック:タリズマン#2/0
シンカー:フットボールヘッド5g
<エリア②> 出合大橋周辺
<コメント> 運営スタッフの皆様、参加された選手の皆様、お疲れさまでした!
今大会が終わって年間順位は暫定2位!
年間連覇に向けて残り2戦気合いを入れます!
次戦もよろしくお願いします!
第5位 NBC25-72183 森田 杉彦
<エリア①> 中流スロープの上流側の橋脚のあるワンド
<戦略・釣り方①> ・前日の雨でできたインレット
・冠水ブッシュ ・最奥の流れ込み
<タックル①>
リグ:ネコリグ(1/64ネイルシンカー)
ロッド:ロデオライド RR-S511LMFF(イマカツ)
リール:レガリス LT2000S-XH(ダイワ)
ルアー:ボウワーム 5inch黒(エバーグリーン)
ライン:サンライン FCスナイパー 4ポンド
フック:フィネスワッキーsize6(ハヤブサ)
シンカー:タングステンネイルシンカー1/64(レインズ)
<コメント> 初めての入賞、また、同時開催の灼熱のバスアングラーズで次男も入賞させていただき、親子ダブル入賞、本当に嬉しいです。
こうやってトーナメントを通していろいろな経験ができるのも、自治会をはじめとする地域の方々のご理解、ご協力のおかげです。本当にありがとうございます。
また冠スポンサーの(株)イマカツ様、チャプター愛媛の石川会長、事務局、運営スタッフの皆様、地元SACのスタッフの皆様、そして共に闘っていただいている選手の皆様に心から感謝いたします。
これからもどうぞよろしくお願いします。
第1戦 サンラインCUP | 03/23(日) | 愛媛県 野村ダム |
第2戦 イマカツCUP | 05/25(日) | 愛媛県 野村ダム |
第3戦 ノリーズ&プロショップめがねのタカイCUP | 06/22(日) | 愛媛県 野村ダム Aスロープ |
第4戦 エバーグリーンCUP | 07/20(日) | 愛媛県 野村ダム Aスロープ |
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