夜明け頃はずいぶん涼しくなったが日が高くなれば猛烈な残暑真っ盛りの旧吉野川でチャプター徳島最終戦ノリーズCUPが開催された。
満水位ながら若干のカレントを感じられるコンディション、水質も予測していたほど悪くはない。
競技時間を通してそこそこの微風があり、選手たちはどうにかモチベーションを保てる状態ではあった。
バスの活性は少し低いと考えられるなか、どうやって活性をあげるのか、どうやって口を使わせるのか、上位に名を連ねることになった多くの選手から聞こえたキーポイントはカバーだったようだ。
優勝の本堂靖尚選手は長年TOP50シリーズに参戦していた超一流のプロ選手。翌週へと延期になったJB戦のプラクティスを兼ねた参戦であっさり唯一の3キロオーバーをウェイイン。圧巻!というのはまさにこの事だという姿を見せつけて優勝盾を獲っていった。
準優勝は上村利弘選手。クレバーな釣りで大崩れしない印象の強いベテラン選手は育ちの良いエリアのアシ際に潜む良型を果敢に狙い、2本ウェイインながら2キロフィッシュとキロフィッシュを持ち込んできた。さすがである。
3位の阿部大吾は春先のライトリグでビッグウェイトを持ち込む達人のようなイメージだが、重ねてきた経験値を活かしてベイトタックル・テキサスリグの攻めを展開。見事なウェイトを持ち込んだ。
4位入賞の白井選手もカバー撃ちメイン、5位の大山選手もアシやマンメイドといったように、丁寧にピンでルアーを落とし込む釣りであったことからも晩夏の旧吉野川でめまぐるしく動き続ける魚を攻略するひとつのキモが明らかになってきたのかもしれない。
コロナ禍から復活してきた日常といえる2024年ではあったものの、あの年を機に出場者数が減少の一途を辿っているのは寂しくてならない。
大会本部から100m以内にトレーラー連結のまま置ける無料の駐車スペース。遊魚料はもとより使いやすいスロープの使用料も設定されていない。全国的にも稀少になりつつある恵まれたトーナメントフィールド旧吉野川は私達アングラーと地元の方々や行政との長年の協力で成り立っている。
感謝の気持ちを忘れず、のきなみ襲ってくる台風にもめげずフィールドコンディションが上昇してきた旧吉野川でいま最も「夢中」になれるトーナメント・チャプター徳島の楽しさを現在の参加者たちが若きアングラーに伝えて呼び込んで、立ち塞がるベテラン強者と新たな息吹と勢いのあるフレッシュな選手たち勢ぞろいとなる盛大な来期開幕戦を期待したい。
天気 | 晴れ |
---|---|
気温 | 24~32 |
水位 | +40→+70 |
水質 | ややクリア |
風 | 南西の風後北東の風3m |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
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1位 | マスターズ81 | 本堂 靖尚 | 3,263g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 70941 | 上村 利弘 | 2,939g | 2匹 | 29Pts. |
3位 | 70648 | 阿部 大吾 | 2,785g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | JBII四国12 | 白井 優 | 2,589g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | JBII四国22 | 大山 真尭 | 2,389g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | 70780 | 森本 雅雄 | 1,904g | 1匹 | 25Pts. |
7位 | 70487 | 吉兼 温人 | 1,705g | 2匹 | 24Pts. |
8位 | JBII四国14 | 星野 耕示 | 1,503g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | 70932 | 川村 達郎 | 1,489g | 1匹 | 22Pts. |
10位 | 70410 | 山口 直人 | 1,402g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | 70514 | 上木 浩吉 | 1,308g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 70864 | 宝子丸 憲康 | 1,205g | 3匹 | 19Pts. |
13位 | 70774 | 坂本 洋司 | 837g | 2匹 | 18Pts. |
14位 | JBII四国3 | 三好 教仁 | 832g | 2匹 | 17Pts. |
15位 | JBII四国7 | 藤井 春平 | 720g | 3匹 | 16Pts. |
16位 | 70707 | 渡辺 康司 | 507g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 70462 | 谷口 雅信 | 486g | 1匹 | 14Pts. |
18位 | JBII四国8 | 石川 秀夫 | 302g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | 70727 | 井上 学 | 295g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | 70612 | 平井 清博 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | 70925 | 大久保 光洋 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | JBII四国2 | 亀井 晴紀 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | JBII四国10 | 六車 駿一 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
優勝:本堂靖尚、3263g
<タックル>
①ORIONスターゲイザー、東レ・エクスレッド16lb、バリバスモンスター6/0
②ORIONジャックハンマーTG3/8+ライトエース128s、東レ・エクスレッド14lb
③ORIONライトニングストライク、東レ・エクスレッド9lb
<エリア>
①②③上流(川崎橋より上)
<リグ・ヒットパターン>
①クラップバザー(テールカット)のノーシンカージャーク
②流芯を巻く(カバーまわり)
③カバークリーパー5.4g+アントライオン3.3のカバー撃ち
<コメント>
応援して下さる皆様ありがとうございます。来週のJB2四国も頑張ります。
準優勝:上村利弘、2939g
<タックル>
①②スティーズハリアー、ジリオン、フロロ16lb
<エリア>
①広島橋下流のアシ
②共栄橋下流のアシ
<リグ・ヒットパターン>
①②3/8ozフリーリグ、フラップクロー4インチ ブラック/レッド、フォール
<コメント>
スタッフの皆様、大会運営ありがとうございます
3位:阿部大吾、2785g
<タックル>
71MLベイト、シマノ アルデバラン51、サンラインシューターFcスナイパー12lb
<エリア>
①みずべプラザ上陸右岸側リップラップ2?3m
②新高椅周辺
<リグ・ヒットパターン>
デプス カバースキャット2.5インチ(ウォーターメロン)2.7gテキサスリグ
<コメント>
ブロック権利獲得に向けて強い気持ちで望みました。常の練習を信じ、落ち着いて釣る事が出来た事が結果に繋がったと思います。スタッフの皆様、選手の皆様に感謝致します。ありがとうございました。
4位:白井優、2589g
<タックル>
①PMX610MH、20メタニウムXG(K.T.Fカスタム)、FCスナイパー12ポンド
②インフィニットブレイド61ULST、17コンプレックスci4.F4HG PE0.6+FCスナイパー4ポンド
<エリア>
①川崎橋下流
②藍住大橋上流
<リグ・ヒットパターン>
①ドライブショット4インチ、バックスライドカバー撃ち
②ヴェイン6.8スリム、ノーシンカーサイト
<コメント>
カバー撃ちで2本、サイトで1本釣りました。得意な釣りで釣れたので、楽しかったです。スタッフの皆様、選手の皆様、暑い中お疲れ様でした。次回も良い結果が残せるよう頑張ります。
5位:大山真尭、2389g
<タックル>
①②17エクスプライド264ul、16ストラディックci4 2500s、R18FLUORO LTD 4lb
③17エクスプライド168mh、19SLXmgl xg、R18FLUORO LTD 14lb
<エリア>
①②旧吉野川中下流橋脚
③藍住大橋下流付近アシ
<リグ・ヒットパターン>
①②DSTYLE トルキーストレート3.8、1.3g ネコリグ フォール
③WALKER-WALKER メタボック、ノーシンカーバックスライド
<コメント>
苦戦続きの今シーズンでしたが、最終戦でなんとか入賞出来て嬉しく思います。スタッフの方々、運営ありがとうございました。参加された選手の皆さんお疲れ様でした。
第1戦 サンライン/アルティメイトワールド CUP | 03/10(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
第2戦 エバーグリーン CUP | 04/07(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
第3戦 イマカツ CUP | 06/23(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
第4戦 ノリーズ CUP | 09/08(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
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