日が高くなれば暑さを感じるくらいの春の日に、チャプター徳島の第2戦エバーグリーンCUPが旧吉野川で開催された。
絶好の『釣り日和』ではあるものの、釣れ釣れ日和には程遠いフィールドコンディション。
菜種梅雨と呼ばれる春の雨により吉野川本流から流入してくる水温も顕著に高くなったり下がったり・・・影響をもろに受ける魚の活性は落ち込みの時期を迎えていた。
プリプラ~公式プラクティスに入った選手や同フィールドでガイド業を営んでいる人のSNSにおいても、厳しさのにじむ感想が多くを占めていた。
半数以上の選手がノーフィッシュの洗礼を受けるなかでも、積極的な戦略で絞り込みアジャストさせてきた選手が上位に名を連ねることになった。
マンメイドでの強い釣り、サイトでの忍耐な釣り、スポットに絞り込んだ粘りの釣り。ひとつのパターンではなく多種多様の釣りが上位選手に入り乱れていたのもタイダルリバー特有の多様性なチャンスがあることを証明するような一戦となったようだ。
優勝は山口直人選手。開幕戦をノーフィッシュで終えたルーキーが魅せた!北島応神大橋周辺でうまくカレントの状況に適応した幅広い釣りで見事なリミットメイク。爽やかな笑顔あふれる優勝劇となった。
準優勝は実力派の六車駿一選手が獲得。ハードルアーをリップラップに当てながらバスのスイッチを入れてバイトさせる戦術はお見事!積極的な釣りはやっぱり強いというところを見せつけた。
3位には井上学選手がランクイン。上位カテゴリーや様々なフィールドを経て経験値の高さは折り紙つき!ソリッドティップの本領を発揮させた繊細なライトリグで入賞を果たした。
サイトで入賞してきたのは4位の渡辺選手と5位の坂本選手。カレントの影響を受けやすい旧吉野川本筋の中~下流域で実際に目視できるネストは貴重。その場所やアプローチを熟知しているのは両選手ともに最年長級の経験値といえよう。ベテランまだまだ健在というところを、こんな厳しいコンディションだからこそ台頭著しい若手選手に堂々と見せつけたのは圧巻だった。
シーズンスタートの早いチャプター徳島、全4戦中の半分2戦が終了した。年間争いで大きくアドバンテージを伸ばした選手がいる反面、悔しい遅れを喫してしまった選手もいる。しかし残る2戦はフィールドコンディションも魚の動きも全てが変化していくため大逆転や一発勝負のチャンスは全然残っている。これからの戦いも目が離せない!
天気 | 曇りのち時々晴れ |
---|---|
気温 | 15~21 |
水位 | -10→+10→-40→-20 |
風 | 南東の風2m |
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 70410 | 山口 直人 | 3,633g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | JBII四国10 | 六車 駿一 | 2,872g | 2匹 | 29Pts. |
3位 | 70727 | 井上 学 | 2,632g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 70707 | 渡辺 康司 | 2,112g | 2匹 | 27Pts. |
5位 | 70774 | 坂本 洋司 | 2,093g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 70648 | 阿部 大吾 | 1,830g | 1匹 | 25Pts. |
7位 | JBII四国14 | 星野 耕示 | 1,756g | 1匹 | 24Pts. |
8位 | 70487 | 吉兼 温人 | 1,733g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | 70411 | 丹波 文孝 | 1,504g | 1匹 | 22Pts. |
10位 | 70776 | 朝比奈 寛文 | 1,235g | 1匹 | 21Pts. |
11位 | 70780 | 森本 雅雄 | 1,191g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | 70941 | 上村 利弘 | 722g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 70925 | 大久保 光洋 | 233g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 70462 | 谷口 雅信 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
15位 | 70514 | 上木 浩吉 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
16位 | 70612 | 平井 清博 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
17位 | 70793 | 大西 弘也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
18位 | 70811 | 井原 浩二 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
19位 | 70864 | 宝子丸 憲康 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
20位 | 70932 | 川村 達郎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | 70994 | 冨田 穣 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | 71051 | 大谷 貴志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | 71131 | 山本 友則 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | JBII四国1 | 植田 誠寛 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | JBII四国3 | 三好 教仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | JBII四国6 | 横山 修史 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | JBII四国8 | 石川 秀夫 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
28位 | JBII四国12 | 白井 優 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
29位 | JBII四国22 | 大山 真尭 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
優勝:山口直人、3633g
<タックル>
ロッド:61UL-ST、リール:2500番、ライン:4lb
<エリア>
①北島応神橋沖地形変化
②北島応神橋橋脚
<リグ・ヒットパターン>
①ノーシンカー プロセンコー5
②1/32ozネコリグ ヤミィ500 4.5
流れが少ない時間はノーシンカー。流れが出てからはネコリグ。どちらも川の流れでドリフト気味です。
<コメント>
チャプター徳島石川会長をはじめスタッフの皆様大会運営ありがとうございました。また選手の皆様お疲れさまでした。大会参加1年目で優勝でき嬉しく思います。残りの2戦もよろしくお願いします。
準優勝:六車駿一、2872g
<タックル>
①ロッド:インスピラーレ スーパークーガー、リール:メタニウムHG、ライン:エクスレッド13lb
②ロッド:インスピラーレ スーパースティードGTR、リール:アルデバランMGL31、ライン:エクスレッド12lb
<エリア>
①JR鉄橋前左岸側リップラップ
②今切川北島応神大橋右岸上流水門前リップラップ
<リグ・ヒットパターン>
①エバーグリーン クラップバザーをリップラップにスタックさせながらの巻き、ネイルシンカー2.5g
②1.2mダイバーのクランクベイトをリップラップに当てながらの巻き
<コメント>
久しぶりのチャプター徳島戦での入賞を凄くうれしく思います。当初予定していたプランを急遽変更して、大事故を狙いに巻きに行ったのが良かったと思います。そして、山口君の優勝を心から嬉しく思います。運営役員、スタッフ、選手の皆様お疲れさまでした。次回も宜しくお願い致します。
3位:井上学、2632g
<タックル>
スピニングロッドソリットティップ
<エリア>
今切川下流矢板前フラット
<リグ・ヒットパターン>
ダウンショットリグ2.7g 、DSカマー2.5
4位:渡辺康司、2112g
<タックル>
ロッド:60UL、ライン:フロロ4ポンド
<エリア>
①鍋川、奥の橋の手前でサイト
②鍋川に入って直ぐの取水塔付近のネスト
<リグ・ヒットパターン>
リグ、フィッシュフライエラストマー2.4インチショートリーダーダウンショット
<コメント>
朝イチから3本もバラしてダメかと思いましたが、諦めず頑張って良かったです。スタッフ、選手の皆さんお疲れ様でした。次も頑張ります。
5位:坂本洋司、2093g
<タックル>
①スピニング61ULソリッド
②ベイト65ML
<エリア>
①②旧吉中流水路
<リグ・ヒットパターン>
①1.8gダウンショット、フィーディングサイト狙い。O.S.Pサイコロラバー(スモークレモン)の逃しアクション
②5gダウンショット、フィーディングサイトとO.S.P HPシャッドテール2in(ネオンワカサギ)の逃しアクション
<コメント>
4ヒット2バラシで3本リミットならずの2本終了。肩を落としてのウェインでしたが想定外の5位入賞で正直嬉しく思います。大会運営スタッフをはじめサポートしてくださってるO.S.P様、サンライン様、アルティメイトワールド様に感謝いたします。
第1戦 サンライン/アルティメイトワールド CUP | 03/10(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
第2戦 エバーグリーン CUP | 04/07(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
第3戦 イマカツ CUP | 06/23(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
第4戦 ノリーズ CUP | 09/08(日) | 旧吉野川・今切川【徳島県】 |
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