第１戦 サンライン／アルティメイトワールド CUP
朝の寒さから日が高くなるにつれほんのり暖かい春を思わせる日に、チャプター徳島の開幕戦サンライン＆アルティメイトワールドCUPが旧吉野川で開催された。
この時期キューヨシは厳しいコンディション。とはいえ何かを掴んでいる選手も確実にいる。
ただそれでも魚を確実にキャッチできるかといえば・・・運命の女神の力を少し借りなければいけない状況にやきもきする季節である。
冬を引きずっている個体をじっくり狙ってくる戦略があれば、春のビッグワンを果敢に狙うチャレンジを仕掛けてくる選手もいて、様々な思惑のなかフタを開ければ参加半数に満たない11名が検量に持ち込めた。
優勝は川村達郎選手。今切川をメインに春先のバスが立ち寄るストラクチャーを狙い、大胆な攻めと繊細な攻めを入り混じりキッカーフィッシュを含む良型2本を仕留めて表彰台の頂点に輝いた。
準優勝は安定感のある三好教仁選手。前週に開催されたJB2四国戦に引き続いての表彰台。前週同様の攻略法がまだ効くという確証のもと今切川下流から唯一のリミットメイクだった。
3位の亀井晴紀選手はキューヨシ育ちの実力派。こちらも前週のJB2四国戦に続いての表彰台。連日の冷え込みで冬モードに戻ったビッグワンを見事キャッチしてきた。
4位には今回が初めての表彰台となる吉兼温人選手がランクイン。近隣工場からの温排水という勝負ポイントから1545ｇの良型を仕留めてきた。
5位はベテラン平井清博選手。それこそ近年初参加をしてくる若手アングラーが生まれた頃からのトーナメンターは健在！さすがです。
毎年この開幕戦でポイントを稼げるかどうかが年間争いの大きなアドバンテージになることは選手誰もが理解している。それでも一発の大物を求めて挑む勝負師の姿が多く見られる、これぞ旧吉野川の、チャプター徳島の真骨頂というか大いなる楽しみ方のひとつであるといえよう。次戦の行方も気になる開幕となった。
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 2～9 |
| 水温 | 8～9 |
| 水位 | -20→+10→-40 |
| 水質 | ややクリア |
| 風 | 北西の風4ｍ |
